今回、Tumblr でご紹介頂いた記事をリブログさせて頂きます。
Tumblrユーザーとしてというより、震災以降の福島の現状とカウンセリングの仕事に関する内容が主になっています。
インタビューに答えることで、自分自身様々なことの再確認にもなりました。
読んでくださる方が、福島の現状を垣間見ることで何か感じてくださればと思います。
みなさま、お時間あればぜひご覧くださいね。
Tumblrユーザーボイス: 福島県在住・野木ちさとさん (46歳)。
福島県いわき市で、産業カウンセラーとして個人カウンセリングを営んでいる野木さんは、もともとは西洋占星術家として活躍されており、地方紙やタウン誌などの星占いの執筆も行っています。ブログ、「カウンセリングサロン ミエル」では定期的に行っているアロマテラピーのイベント情報や、野木さんのカウンセリングについての考え方やその方法についてのコラムなどを書かれています。福島県という場所柄、東日本大震災や福島第一原子力発電所の問題などが原因で野木さんのサロンにいらっしゃる方も多いそうですが、カウンセリングそのものについて、どういった姿勢で人と向き合うことが大事なのか、また自分の心のケアの仕方など、今回伺ったお話はひとりの人間として生きる上で役に立ちそうなものがたくさんありました。ストレスの多い忙しい現代を生きる私たち、このインタビューを読んで少し心のケアについて考えてみませんか?
– 野木さんが産業カウンセラーになったきっかけは何ですか?
わたしは2003年から西洋占星術の鑑定をしています。占星術では星を読み、その星の配置は何度読んでも同じ。つまり、鑑定の結果は変わらないのです。ですがお客さまの中には同じ相談内容で、何度も何度もいらっしゃる方がいます。結果はわかっていても、心の苦しみは解消しないのです。わたしが何度も訪ねてくるお客さまにしてあげられることは、誰にも言えない胸の内を聞いてあげること。ところが、わたしがお客さまの心の内をじっと聴いていると、お客さまの表情がどんどん晴れていくのです。問題が解決するかしないかは関係なさそうです。「そっか、モヤモヤした気持ちは心のゴミ。ゴミがたまっているから、気持ちが重くて動けない。ゴミを上手に吐き出せば、自分で歩き出せるんだ!」そう気づいたわたしは、カウンセリングの必要性を感じ、産業カウンセラーの勉強をすることにしたのです。2009年は毎週水曜日、朝4時に起きて5時発の高速バスに乗り、東京の産業カウンセラー講座へ通いました。仕事と勉強の両立は正直、体力的には辛いものがありましたが、2010年、無事に資格を取得することができました。