今日は久々に先日、東京に出張だったのですが、帰る前に急いでBunkamuraザ・ミュージアムで『ボッティチェリとルネサンス〜フィレンツェの富と美』を見てきました。
わたしはルネサンスの時代になぜか強い憧れがあります。
魔女っぽいとよく言われるわたしですが、魔女と言われてもピンとこない。
どちらかというと、錬金術師と言われると嬉しくて狂喜乱舞してしまいそう。
まぁ、誰も言ってくれませんが…笑
ところで、今回の展示は、副題に富と美とあるように、ボッティチェリなどの芸術家たちとメディチ家をはじめとする銀行家たちとの関係、そして、フィレンツェとヨーロッパのお金にまつわる歴史に触れたものでした。
ボッティチェリは、ロレンツォ・メディチと親しかったようで、優雅に過ごしていた頃の絵は華やかな雰囲気があります。
ですが、メディチ家が滅んでからのボッティチェリの絵は、色彩も抑えられ、表情も乏しくなっていきます。
そして、ボッティチェリの最期については、わたしは知りませんでしたが、かなり切ない気持ちになってしまいました。
でもね、ボッティチェリが描いた受胎告知や母子像を見れたのは嬉しかったな♪
学問や文化が花開いたあの時代のフィレンツェを旅してみたい…そんな気持ちに駆られてしまいました。
今度はどこかでプラトン主義、フィチーノ、錬金術あたりを深く扱った『ルネサンス神秘思想展』のようなものがあったらいいなぁとも思いました。
わたしはこっちの方が好きなので(笑
ところで、なんとBunkamuraザ・ミュージアムでは、12月に『ラファエル前派展』があるとのこと。こちらはリバプール国立美術館所蔵の作品です。テート・ブリテンでラファエル前派の作品を見た時は鼻血が出るくらいに興奮しました(特にオフィーリア)が、リバプール国立美術館までは行けなかったので、12月のラファエル前派展は絶対見ようと思います。
まだまだルネサンス気分が抜けないので、トスカーナワイン、キャンティ・クラシコ買ってこよう…